“鼹鼠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もぐら46.7%
もぐらもち40.0%
うごろもち6.7%
むぐら6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その主人公の俺というのが、鼹鼠もぐらいたちか、とにかくそういう類のものには違いないが、それが結局最後まで明らかにされてはいない。
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
モオルは鼹鼠もぐらもちと云う英語だった。この聯想れんそうも僕には愉快ではなかった。が、僕は二三秒の後、Mole を la mort に綴り直した。
歯車 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
『大和本草』に四国に狐なしというが『続沙石集』に四国で狐に取り付かれた話を載す。いずれが間違って居るかしら、『甲子夜話』に壱岐いき鼹鼠うごろもちなしとある。
鼹鼠むぐらが唄をうたふなら
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)