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鼹鼠
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もぐらもち
ふりがな文庫
“
鼹鼠
(
もぐらもち
)” の例文
モオルは
鼹鼠
(
もぐらもち
)
と云う英語だった。この
聯想
(
れんそう
)
も僕には愉快ではなかった。が、僕は二三秒の後、Mole を la mort に綴り直した。
歯車
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
予が聞き及ぶところ、野槌の大きさ形状等確説なく、あるいは
鼹鼠
(
もぐらもち
)
様の小獣で悪臭ありというが、『沙石集』の説に近い。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
こんな日に
鼹鼠
(
もぐらもち
)
のようになって、内に引っ込んで、本を読んでいるのは、世界は広いが、先ず君位なものだろう。それでも机の上に
俯
(
ふ
)
さっていなかっただけを、僕は
褒
(
ほ
)
めて置くね。
かのように
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「海鼠さまのお通りだ。
鼹鼠
(
もぐらもち
)
退
(
の
)
いてくれ。」
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
モオルは
鼹鼠
(
もぐらもち
)
と云ふ英語だつた。この聯想も僕には愉快ではなかつた。が、僕は二三秒の後、Mole を la mort に綴り直した。
歯車
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
骸
(
から
)
こそ見つれ
鼹鼠
(
もぐらもち
)
。
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
僕は実際
鼹鼠
(
もぐらもち
)
のやうに窓の前へカアテンをおろし、昼間も電燈をともしたまま、せつせと前の小説をつづけて行つた。
歯車
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかしこの小みちのまん中にも腐った
鼹鼠
(
もぐらもち
)
の死骸が一つ腹を上にして転がっていた。
歯車
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかしこの小みちのまん中にも腐つた
鼹鼠
(
もぐらもち
)
の死骸が一つ腹を上にして転がつてゐた。
歯車
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鼹
部首:⿏
23画
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
“鼹”で始まる語句
鼹
鼹手