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鉄砧
ふりがな文庫
“鉄砧”のいろいろな読み方と例文
旧字:
鐵砧
読み方
割合
かなしき
80.0%
かなとこ
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かなしき
(逆引き)
鉄蹄
(
てってい
)
の真赤になったのが
鉄砧
(
かなしき
)
の上に置かれ、火花が夕闇を破って往来の中ほどまで飛んだ。話していた人々がどっと何事をか笑った。
武蔵野
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
盛んに
鉄砧
(
かなしき
)
を叩いているところへ、同じ種族の一人の子供が糸の切れたギターを持って来て、
向槌
(
むこうづち
)
を打っている男に直してくれと頼む。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
鉄砧(かなしき)の例文をもっと
(8作品)
見る
かなとこ
(逆引き)
鍛冶屋は、馬車が通ると、馬の踵を両膝に抱きこんだまま、手を休める。
鉄砧
(
かなとこ
)
のまわりに並んだ弟子たちは、鳴りひびく
槌
(
つち
)
をしばらく止めて、鉄が冷えるままにしておく。
駅馬車
(新字新仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
そして
鉄砧
(
かなとこ
)
のやうに熱くなつてゐる地べたを、どこをあてどともなく這ひ廻つてゐたが、乾いた砂がからだ中にへばりつくので、自分でもどつちが頭だか、尻尾だか見境がつかなかつたらしく
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
鉄砧(かなとこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
砧
漢検準1級
部首:⽯
10画
“鉄”で始まる語句
鉄
鉄瓶
鉄漿
鉄槌
鉄砲
鉄棒
鉄扉
鉄格子
鉄鎚
鉄柵
“鉄砧”のふりがなが多い著者
小林一三
国木田独歩
ワシントン・アーヴィング
ロマン・ロラン
中里介山
有島武郎
薄田泣菫
石川啄木