“鋸屑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おがくず61.4%
おがくづ11.4%
のこくず11.4%
のこぎりくず9.1%
おがくす2.3%
かんなくず2.3%
をがくづ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第三の函からこれもまた鋸屑とも鋼鉄屑とも見分けの付かぬ、例の詰物を取り出して、マクドナルド博士とともに掌で揉んでみたり
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
すると、どういふものか出来たのは鋸屑のやうなカラばかりで、肝腎の豆腐は少しも見られなかつたといふ事を話した。そして気遣ふやうに
例によって例の配達手君が置いて行った一塊の小包を開いて見ると、厳重に包装した木箱の中から、鋸屑に埋めた小さな二つの硝子瓶が出て来た。
眼を開く (新字新仮名) / 夢野久作(著)
シンシンシンシンシンという軽い、小さいの音が忍びやかに聞こえて、銀次の襟首へ煙のように細かい鋸屑が流れ込んだ。
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「いいえ、何でもないんです。……鋸屑が目にはいったような気が、ちょっとしたもんですから。」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
すぐ横町の路次のなかに、このごろ新しく建てられた、安普請の平屋がそれで、二人はまだ泥壁鋸屑の散っている狭い勝手口から上って行くと、台所や押入れの工合を見てあるいた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
木の鋸屑のやうな花の白みが、音もなくそこらに散らばる度に、有るか無きかのその匂が、埃臭い土のしめりと混り合つて、たよたよと私の心の薄明りに烟のやうに低く這ひ寄つて来る。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)