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鋸屑
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のこぎりくず
ふりがな文庫
“
鋸屑
(
のこぎりくず
)” の例文
シンシンシンシンシンという軽い、小さい
鋸
(
のこぎり
)
の音が忍びやかに聞こえて、銀次の襟首へ煙のように細かい
鋸屑
(
のこぎりくず
)
が流れ込んだ。
骸骨の黒穂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
大きな
海狸
(
うみだぬき
)
の巣に似たタン皮の束が立ってる牧場の所を通り、木片や
鋸屑
(
のこぎりくず
)
や
鉋屑
(
かんなくず
)
などが山となってその上には大きな犬がほえており、また木材がいっぱい並べてある庭の所を通り
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
動くたんびに何処からか
鋸屑
(
のこぎりくず
)
が
翻
(
こぼ
)
れるという始末でございますから、お島は長二を
美
(
い
)
い男とは思いませんが、
予
(
かね
)
て父助七から長二の行いの
他
(
ひと
)
に
異
(
かわ
)
っていることを聞いて居ります上に
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
二十七、八の
壮
(
さか
)
んな筋肉を持っている男だった。職人
烏帽子
(
えぼし
)
を後ろへ落し、仕事着の片肌を脱いでいて、汗の光っている毛穴には、
鋸屑
(
のこぎりくず
)
がたかっていた。お吉の亭主の平次郎なのである。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“鋸屑”の意味
《名詞》
鋸で製材する際に出る木材の屑。おがくず。のこぎりくず。
言葉がよどみなくすらすら出るさま。
(出典:Wiktionary)
鋸
漢検準1級
部首:⾦
16画
屑
漢検準1級
部首:⼫
10画
“鋸屑”で始まる語句
鋸屑譚