“おがくず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鋸屑84.8%
大鋸屑12.1%
巨鋸屑3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一軒一軒虱潰しらみつぶしに出所を調べてまわっても構わない覚悟で、飯田町一帯の材木置場の隅から隅まで鋸屑おがくずを掻きまわしたもんだ。
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しかし、食料品販売所コンムナールでは、床にまいた大鋸屑おがくずを靴にくっつけて歩道までよごす節季買物の男女の出入が絶えない。
赤い貨車 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
代官町だいかんまちの大一と云う店で、東京に二箱仕出す。奥深おくぶかい店は、林檎と、箱と、巨鋸屑おがくずと、荷造りする男女で一ぱいであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)