“旬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅん36.8%
しゆん21.1%
じゅん21.1%
じゆん15.8%
シユン5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
からし菜、細根大根、花菜漬、こういったしゅんの青味のお漬物でご飯を勧められても、わたくしは、ほんの一口しか食べられなかった。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
一年に一度しかない、しゆんのきまつてゐるたけのこだとか、松茸まつたけだとか、さう云ふものを食べても、同じ意味で何となく心細く思ふのであつた。
風呂桶 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
そして三じゅんを越えないうちに、婿入りの前よりも、ずっとずっと強き精力の持主とはなっていた。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
或は是より先に病を発して、此じゆんに入つて増悪したのかも知れない。めぐむさんの蔵する所の病牀の日記は、「十月廿一日、熱、嘔、脈数、椿庭診、柏軒診」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)