“一降”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとふ60.0%
ひとくだ20.0%
ひとふり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
短夜(みじかよ)の明けぎわにざっと一降(ひとふ)り降って来た雨の音を夢うつつの中(うち)に聞きながら、君江は暫くうとうとしたかと思うと、忽(たちま)ち窓の下の横町(よこちょう)から
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
道は白々と広く、夜目には、芝草の蔓(は)って居るのすら見える。当麻路(たぎまじ)である。一降(ひとくだ)りして又、大降(おおくだ)りにかかろうとする処が、中だるみに、やや坦(ひらた)くなっていた。梢の尖(とが)った栢(かえ)の木の森。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
私(わたし)たちは七丁目(なゝちやうめ)の終點(しうてん)から乘(の)つて赤坂(あかさか)の方(はう)へ歸(かへ)つて來(き)た……あの間(あひだ)の電車(でんしや)は然(さ)して込合(こみあ)ふ程(ほど)では無(な)いのに、空(そら)怪(あや)しく雲脚(くもあし)が低(ひく)く下(さが)つて、今(いま)にも一降(ひとふり)來(き)さうだつたので、人通(ひとどほ)りが慌(あわたゞ)しく、一町場(ひとちやうば)二町場(ふたちやうば)
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)