トップ
>
一降
>
ひとふ
ふりがな文庫
“
一降
(
ひとふ
)” の例文
短夜
(
みじかよ
)
の明けぎわにざっと
一降
(
ひとふ
)
り降って来た雨の音を夢うつつの
中
(
うち
)
に聞きながら、君江は暫くうとうとしたかと思うと、
忽
(
たちま
)
ち窓の下の
横町
(
よこちょう
)
から
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
河はもうこの
一降
(
ひとふ
)
りで
水量
(
みずかさ
)
を増していた。濁流が瀬の石に白い泡を噛んでいる。五条まで下がれば橋はあるが、範宴は浅瀬を見まわしてそこを
渡渉
(
こえ
)
て行こうとする。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
贅沢を云っては悪いが、この暖さと、
長閑
(
のどか
)
さの真中には
一降
(
ひとふ
)
り来たらばと思った。
遺稿:02 遺稿
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
降
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥