“当麻路”のいろいろな読み方と例文
旧字:當麻路
読み方割合
たぎまぢ25.0%
タギマヂ25.0%
たぎまじ25.0%
タギマジ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其亡き骸は、大和の国を守らせよと言ふ御諚で、此山の上、河内から来る当麻路たぎまぢの脇にお埋けになりました。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大和にとつては大和の国、河内にとつては河内の国の大関オホゼキ。二上の当麻路タギマヂセキ——。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
道は白々と広く、夜目には、芝草のって居るのすら見える。当麻路たぎまじである。一降ひとくだりして又、大降おおくだりにかかろうとする処が、中だるみに、ややひらたくなっていた。梢のとがったかえの木の森。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
二上山の男嶽オノカミ女嶽メノカミの間から、当麻路タギマジが、白々と広く降って来る。
『死者の書』 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)