“杭瀬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くいせ50.0%
くいぜ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、一水いっすい彼方かなたは、三本木のとりで、川並の砦、杭瀬くいせの砦、大垣の城地と、往来という往来、すべて敵の要塞ようさいでないところはない。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
関ノ藤川、牧田川、相川、杭瀬くいぜ川など、関ヶ原の曠野と盆地をうねる河川は真っ赤に濁り、滔々とうとうと、泡を噛んで太い水量みずかさを押し流していた。
大谷刑部 (新字新仮名) / 吉川英治(著)