“はっし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
発矢53.3%
発止45.3%
発梓1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ドクトルはそのあとにらめていたが、ゆきなりブローミウム加里カリびんるよりはやく、発矢はっしとばかりそこになげつける、びん微塵みじん粉砕ふんさいしてしまう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ドッと打ち出す種ヶ島、ヒューと飛び来る吹矢の矢を発止はっしと杖で打ち落とし、老人と少年は次第次第に虹橋を渡って空に昇る。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
『八犬伝』は文化十一年、馬琴四十八歳の春肇輯じょうしゅう五冊を発行し、連年あるいは隔年に一輯五冊または六、七冊ずつ発梓はっしし、天保十二年七十五歳を以て終結す。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)