能力のうりょく)” の例文
「おれは、自分じぶんのもてる能力のうりょくが、たとえわずかばかりにせよ、これを発揮はっきして、なか人々ひとびとのために、役立やくだてよう。」
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
じょうした能力のうりょくはじめておこったのは、じつ大正たいしょうねんはることで、かぞえてればモー二十ねんむかしになります。
親のもつ経済力を転用して、子の有する知識ちしき能力のうりょくを軽視せんとする事は不条理ふじょうりである。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
これをあとで分析研究して、怪魚がどんな程度の能力のうりょくを持った生物であるか、また、さらに分かれば、その怪魚たちは、どんなことを考えていたか、どんなことをしゃべっていたかなど調べてくるのだ
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わたくしはこのおかたかたならぬみちびきによりて、からくもこころやみからすくげられ、おそのうえ天眼通てんがんつうその能力のうりょく仕込しこまれて、ドーやらこちらの世界せかい一人ひとりちができるようになったのでございます。