トップ
>
医者
>
いしや
ふりがな文庫
“
医者
(
いしや
)” の例文
一向
かしぎぼふこふ
(
炊ぎ奉公
)
する事ハできず、いつたい
医者
(
いしや
)
というものハ一代きりのものゆへ、おやがしんでハ、
しんるい
(
親類
)
というものもなし。
手紙:017 慶応元年九月九日 坂本乙女、おやべあて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
『早く
帰
(
けえ
)
つて寝る
事
(
こつ
)
た。
恁麽
(
こんだ
)
時何処ウ
徘徊
(
うろつ
)
くだべえ。天理様拝んで赤痢神が
取付
(
とツつ
)
かねえだら、ハア、何で
医者
(
いしや
)
薬
(
くすり
)
が要るものかよ。』
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
何
(
なん
)
でも
飛騨
(
ひだ
)
一
円
(
ゑん
)
当時
(
たうじ
)
変
(
かは
)
つたことも
珍
(
めづ
)
らしいこともなかつたが、
唯
(
たゞ
)
取出
(
とりい
)
でゝいふ
不思議
(
ふしぎ
)
は、
此
(
こ
)
の
医者
(
いしや
)
の
娘
(
むすめ
)
で、
生
(
うま
)
れると
玉
(
たま
)
のやう。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
また
良
(
い
)
いお
医者
(
いしや
)
に
出会
(
であ
)
ふことも有らうから、夫婦で
茅場町
(
かやばちやう
)
の
薬師
(
やくし
)
さまへ
信心
(
しん/″\
)
をして、三七、二十一
日
(
にち
)
断食
(
だんじき
)
をして、
夜中参
(
よなかまゐ
)
りをしたら
宜
(
よ
)
からう。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「さうか。それではお前はおれの
抱
(
かゝ
)
へ
医者
(
いしや
)
になるか——」
斯
(
か
)
う、万事を呑込んでゐるやうな
鷹揚
(
おうやう
)
な態度で云ふのであつた。
哀しき父
(新字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
▼ もっと見る
寛文
(
くわんぶん
)
のむかし
荘
(
さう
)
右エ門が(如法寺村)
庭
(
には
)
にて
韛
(
ふいご
)
をつかひたる時より
燃
(
もえ
)
はじめしとぞ。前にいふ井中の火も
医者
(
いしや
)
が
挑灯
(
てうちん
)
を井の中へさげしゆゑその陽火にてもえいだしたるなるべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
目
(
め
)
ばかりぱちくり、のろま
医者
(
いしや
)
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
医者
(
いしや
)
も
蒼
(
あを
)
くなつて、
騒
(
さわ
)
いだが、
神
(
かみ
)
の
扶
(
たす
)
けか
漸
(
やうや
)
う
生命
(
いのち
)
は
取留
(
とりと
)
まり、三
日
(
か
)
ばかりで
血
(
ち
)
も
留
(
とま
)
つたが、
到頭
(
たうとう
)
腰
(
こし
)
が
抜
(
ぬ
)
けた、
固
(
もと
)
より
不具
(
かたわ
)
。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じます、
毎度
(
まいど
)
御親切
(
ごしんせつ
)
にお
見舞
(
みまひ
)
下
(
くだ
)
すつて。金「お
前
(
まへ
)
さん
医者
(
いしや
)
に
掛
(
かゝ
)
つたら
何
(
ど
)
うです。源「いえ
掛
(
かゝ
)
りませぬ。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
寛文
(
くわんぶん
)
のむかし
荘
(
さう
)
右エ門が(如法寺村)
庭
(
には
)
にて
韛
(
ふいご
)
をつかひたる時より
燃
(
もえ
)
はじめしとぞ。前にいふ井中の火も
医者
(
いしや
)
が
挑灯
(
てうちん
)
を井の中へさげしゆゑその陽火にてもえいだしたるなるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
医者
(
いしや
)
は
何医者
(
なにいしや
)
、かへろ
医者
(
いしや
)
。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
同一
(
おなし
)
水
(
みづ
)
で
医者
(
いしや
)
の
内
(
うち
)
も
死絶
(
しにた
)
えた、さればかやうな
美女
(
びぢよ
)
が
片田舎
(
かたゐなか
)
に
生
(
うま
)
れたのも
国
(
くに
)
が
世
(
よ
)
がはり、
代
(
だい
)
がはりの
前兆
(
ぜんちやう
)
であらうと、
土地
(
とち
)
のものは
言伝
(
いひつた
)
へた。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大病
(
たいびやう
)
でも自分で死ぬと
覚悟
(
かくご
)
をし、
医者
(
いしや
)
も
見放
(
みはな
)
した事も知つて
居
(
を
)
り、
御看病
(
ごかんびやう
)
は十分に
届
(
とゞ
)
き、自分も
最
(
も
)
う死ぬと
諦
(
あきら
)
めが
附
(
つ
)
いてしまつても、とろ/\と
病気
(
びやうき
)
労
(
づか
)
れで
寝附
(
ねつ
)
いた時に
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
のろまのお
医者
(
いしや
)
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
アノ
奥
(
おく
)
のね、
真卓先生
(
しんたくせんせい
)
の
許
(
とこ
)
から
貰
(
もら
)
つたんだよ。亭「うむ、アノお
医者
(
いしや
)
か、
可笑
(
をかし
)
いな。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
うむ、ぢやア
行
(
い
)
つて
来
(
く
)
るよ。
是
(
これ
)
から
衣服
(
きもの
)
を
着換
(
きかへ
)
て、
奥
(
おく
)
のお
医者
(
いしや
)
の
許
(
もと
)
へやつて
参
(
まゐ
)
り、
玄関
(
げんくわん
)
へ
掛
(
かゝ
)
つて、甚「お
頼
(
たの
)
ウ
申
(
まうし
)
ます。書生「どーれ、ヤ、
是
(
これ
)
はお
入来
(
いで
)
なさい。甚「エヽ先生は
御退屈
(
ごたいくつ
)
ですか。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これ/\
何
(
なん
)
でも
医者
(
いしや
)
の
云
(
い
)
ふ
通
(
とほり
)
になれ、
素人
(
しろうと
)
の
癖
(
くせ
)
に
何
(
なに
)
が
解
(
わか
)
るものか、
是
(
これ
)
は
舎利塩
(
しやりえん
)
を
四匁
(
しもんめ
)
粉薬
(
こぐすり
)
にして
遣
(
つか
)
はすから、
硝盃
(
コツプ
)
に水を
注
(
つ
)
ぎ
能
(
よ
)
く
溶
(
と
)
いて
然
(
さ
)
うして
飲
(
の
)
め、
夫
(
それ
)
から
規那塩
(
きなえん
)
を一
分
(
ぶん
)
入
(
い
)
れる
処
(
ところ
)
ぢやが
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
いえいけませぬ、いけませぬ、ハツ/\
医者
(
いしや
)
に
掛
(
かゝ
)
るのも
宜
(
よ
)
うがすが、
直
(
すぐ
)
と
薬礼
(
やくれい
)
を取られるのが残念ですから。金「
医者
(
いしや
)
に
掛
(
かゝ
)
れば
是非
(
ぜひ
)
薬礼
(
やくれい
)
を取られますよ
併
(
しか
)
し
夫
(
それ
)
が
厭
(
いや
)
なら
買薬
(
かひぐすり
)
でもしなすつたら。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
竹
(
たけ
)
や
何卒
(
どうぞ
)
一方
(
かた/\
)
でも
宜
(
い
)
いから
明
(
あ
)
けてくれ、どうかエ
然
(
さう
)
して薄くも見えるやうにして
呉
(
く
)
れと
云
(
い
)
ふから、
私
(
わたし
)
も
医者
(
いしや
)
ぢやアなし、お
前
(
まへ
)
の
眼
(
め
)
を
明
(
あ
)
けやうはないが、
夫程
(
それほど
)
に思ふなら
定
(
さだ
)
めし
口惜
(
くや
)
しかつたらう
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
明けてくんなと
云
(
い
)
つて、
私
(
わたし
)
ア
医者
(
いしや
)
ぢやアなし、そんな無理なことを
云
(
い
)
つたツて
私
(
わたし
)
がお
前
(
めへ
)
の
眼
(
め
)
を
明
(
あけ
)
る
訳
(
わけ
)
にはいかないが、苦しい時の
神頼
(
かみだの
)
みてえ事も有るから、二人で
信心
(
しん/″\
)
をして、一生懸命になつたら
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
イヤ
何
(
ど
)
うにも
斯
(
か
)
うにも
実
(
じつ
)
に
華族
(
くわぞく
)
のお
医者
(
いしや
)
抔
(
など
)
に
係
(
かゝ
)
るべきものではない、
無闇
(
むやみ
)
にアノ小さな
柊揆
(
さいづち
)
でコツコツ胸を
叩
(
たゝ
)
いたり
何
(
なん
)
かして
加之
(
おまけ
)
に
劇
(
ひど
)
い薬を
飲
(
の
)
ましたもんだから、
昨夜
(
ゆうべ
)
は
何
(
ど
)
うも七十六
度
(
たび
)
厠
(
かはや
)
へ
通
(
かよ
)
つたよ。
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
×「
医者
(
いしや
)
でがす」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“医者”の意味
《名詞》
医者(いしゃ)
職業として医療行為を行なう者。医師の平易な口語的表現。
(出典:Wiktionary)
“医者(
医師
)”の解説
医師(いし、en: doctor、physician)は、医療および保健指導を司る医療従事者である。医学に基づく傷病の予防、診療および公衆衛生の普及を責務とする職業。医者とも俗称される。
(出典:Wikipedia)
医
常用漢字
小3
部首:⼖
7画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“医者”で始まる語句
医者様
医者殿
医者等
医者坊主
医者駕籠