“大病”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいびょう54.5%
たいびやう36.4%
おおや9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、そのまもなく、王さまのお姫さまが大病たいびょうにかかりました。おひめさまは王さまの一人娘ひとりむすめで、王さまは、昼も夜も泣きとおしたので、目がつぶれました。
おや大病たいびやうだか、ともだちが急病きふびやうだか、れたもんですか。……きみたちのやうにつちや、なにか、あやしいところへでも出掛でかけるやうだね。」
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「ああ、去年は大病おおやみをやり、一昨年は恰度ちょうど旧正月の朝親父が死んだもので、どうしても来られなかっただ。御隠居も夏死なしたそうだな。おれあ今きいてびっくりしたところだよ」
最後の胡弓弾き (新字新仮名) / 新美南吉(著)