“たいびやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
大病100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長吉ちやうきちは二三日まへから起きてゐたので、あたゝかい日をぶら/\散歩に出掛でかけた。すつかり全快ぜんくわいした今になつて見れば、二十日はつか以上も苦しんだ大病たいびやう長吉ちやうきちはもつけの幸ひであつたと喜んでゐる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
扨又馬喰町二丁目なる武藏屋長兵衞は兄清兵衞が大病たいびやうとの手紙故子分の長八を供につれ道中だうちう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
して跡先に聞し故分らぬはず夫なら此方の旦那清兵衞と云は私しの兄なるが此節このせつ大病たいびやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)