“門跡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんぜき95.5%
モンゼキ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして青年期をまえに、大覚寺へ入り、やがて門跡もんぜきの座についた。——もしそのままであったら、それもまた、よいといえないこともない。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前記、ぼくが一しょに浅草学校へかよったちゃァちゃんというのは、そこの長女で、後に、門跡もんぜきまえの仏具屋にかたづいた。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
去ル程ニ、大坂退城仕ルベキノ旨、カタジケナクモ禁中ヨリ御勅使クダサレ、門跡モンゼキ北之方キタノカタ年寄共トシヨリドモ如何アルベキヤ否ヤノ儀、権門ケンモンヲ恐レズ、心中之ゾンヨリ旨趣シシユ、残ラズ申シ出ヅベキノ由尋ネ被申マウサル——
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)