“旨趣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しいしゅ40.0%
おもむき20.0%
ししゅ20.0%
シシユ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかればすなわち、かつは神道の冥助めいじょにまかせ、かつは勅旨の旨趣しいしゅを守って、早く平氏の一類を亡ぼして、朝家ちょうけ怨敵おんてきを退けよ。
忠八は涙とともに聞終り御意の旨委細ゐさいかしこまり奉つり候お花樣には屹度きつと御目に懸り此二品を御渡し申御遺言の旨趣おもむきも御傳へ申すべし然れどかたき吾助未だ遠くは參るまじ追止おひとめて恨みを報ぜんとかたな追取おつとり立上るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「我国未曽有の変革を為さんとし、朕みづからを以て、衆に先んじ、天地神明に誓い、大いに斯の国是こくぜを定め、万民保全の道を立てんとす。衆亦此の旨趣ししゅに基き、協心努力せよ。」
去ル程ニ、大坂退城仕ルベキノ旨、カタジケナクモ禁中ヨリ御勅使クダサレ、門跡モンゼキ北之方キタノカタ年寄共トシヨリドモ如何アルベキヤ否ヤノ儀、権門ケンモンヲ恐レズ、心中之ゾンヨリ旨趣シシユ、残ラズ申シ出ヅベキノ由尋ネ被申マウサル——
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)