“門跡樣”のいろいろな読み方と例文
新字:門跡様
読み方割合
もんぜきさま50.0%
もんせきさま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
申せし時百兩包を出して見せられ此お講中かうぢう門跡樣もんぜきさまへ納るゆゑ貸事かすことかなひ難し其代りに是をかさんとてお葛籠つゞらを貸給ひしが其お金は如何やと申故箪笥たんすの引出を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つかはし外に廿兩持合もちあはせ有れども七十兩たり申さず候間五六日の處七八十兩借用申度と隱居いんきよへ申込候處當金百兩有れども門跡樣もんぜきさまへ納るゆゑ用立難ようだちがたしと是非なく相斷あひことわり候に付外にて手段せんと暇乞いとまごひいたせし時質物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その晩馬喰町の米屋といふ旅籠屋はたごやの隱居所で、六十幾つになる隱居婆さんが殺されて、門跡樣もんせきさまへ納めるとかいふ百兩の金を取られたさうで、わつしもびつくりしましたよ。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)