門跡樣もんぜきさま)” の例文
新字:門跡様
申せし時百兩包を出して見せられ此お講中かうぢう門跡樣もんぜきさまへ納るゆゑ貸事かすことかなひ難し其代りに是をかさんとてお葛籠つゞらを貸給ひしが其お金は如何やと申故箪笥たんすの引出を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つかはし外に廿兩持合もちあはせ有れども七十兩たり申さず候間五六日の處七八十兩借用申度と隱居いんきよへ申込候處當金百兩有れども門跡樣もんぜきさまへ納るゆゑ用立難ようだちがたしと是非なく相斷あひことわり候に付外にて手段せんと暇乞いとまごひいたせし時質物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)