“もんぜき”の漢字の書き方と例文
カタカナ:モンゼキ
語句割合
門跡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仁和寺にんなじ、大覚寺をはじめ、諸門跡もんぜき比丘尼御所びくにごしょ、院家、院室等の名称は廃され、諸家の執奏、御撫物おさすりもの祈祷巻数きとうかんじゅならびに諸献上物もことごとく廃されて
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
新堀のみぞへついて、菊屋橋から門跡もんぜきの裏手を真っぐに行ったところ、十二階の下の方の、うるさく入り組んだ Obscure な町の中にその寺はあった。
秘密 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
日光門跡もんぜきの下屋敷のあるみくみ町に、小さな娼家のかたまった一画がある。岡場所といわれるもので、棟割り長屋が並んでおり、一軒に女が二人ときめられていた。