トップ
>
木霊
ふりがな文庫
“木霊”のいろいろな読み方と例文
旧字:
木靈
読み方
割合
こだま
93.9%
コダマ
6.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こだま
(逆引き)
聞ゆるはわが
木霊
(
こだま
)
のみ、うつろの笑い、手がかりなきかと、なま爪はげて血だるまの努力、かかる悲惨の孤独地獄、お金がほしくてならないのです。
二十世紀旗手
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
太
(
ふと
)
い
繩
(
なわ
)
で、
鉄槌
(
てっつい
)
を
引
(
ひ
)
き
上
(
あ
)
げて、
打
(
う
)
ち
落
(
お
)
とすたびに、トーン、トーンというめり
込
(
こ
)
むような
響
(
ひび
)
きが、あたりの
空気
(
くうき
)
を
震動
(
しんどう
)
して、
遠
(
とお
)
くへ
木霊
(
こだま
)
していました。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
木霊(こだま)の例文をもっと
(31作品)
見る
コダマ
(逆引き)
山人の芸の中に、さうした猿楽式なもどきが発達してゐた為、山人の
木霊
(
コダマ
)
を一つにしたもので、やはり、一つの芸術の現実化して考へられたものでせう。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
野の
魅霊
(
スダマ
)
・山の
木霊
(
コダマ
)
の踊りを思はせるほど、自然の中から遊離したばかりの感じの深いものだが、首里那覇のは、既に芸能から、芸術にすら踏み入つてゐた。
沖縄を憶ふ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
木霊(コダマ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“木霊”の解説
木霊(こだま、木魂、谺)とは、樹木に宿る精霊である。また、それが宿った樹木を木霊と呼ぶ。
また山や谷で音が反射して遅れて聞こえる現象である山彦(やまびこ)は、この精霊のしわざであるともされ、木霊とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
霊
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
“木”で始まる語句
木
木立
木綿
木偶
木枯
木乃伊
木蔭
木履
木精
木樵
検索の候補
霊木
楠木正成霊
山霊木花咲耶姫
“木霊”のふりがなが多い著者
中勘助
若杉鳥子
大阪圭吉
作者不詳
蘭郁二郎
アントン・チェーホフ
小熊秀雄
岡本かの子
柳宗悦
三遊亭円朝