“唐詩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
モロコシウタ33.3%
からうた22.2%
もろこしうた22.2%
たうし11.1%
とうし11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
トヲを出たばかりの幼さで、母は死に、父は疾んで居る太宰府へ降つて、ハヤくから、海の彼方アナタの作り物語りや、唐詩モロコシウタのをかしさを知りめたのが、病みつきになつたのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
尹大納言師賢いんのだいなごんもろかたであり、それと向かい合って大口を開き、唐詩からうたらしいものを吟じているのは、四条中納言隆資たかすけであり、その横で素肌に褊一重の、同じ姿の白拍子や遊君を三人がところ引きつけて
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
十代の若さで、母は死に、父は疾んで居る太宰府へ降つて、早くから、海の彼方あなたの作り物語や、唐詩もろこしうたのをかしさを知り初めたのが、病みつきになつたのだ。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
それ羅山らざん口号こうがういはく萬葉集まんえふしふ古詩こしたり、古今集こきんしふ唐詩たうしたり、伊勢物語いせものがたり変風へんぷうじやうはつするににせたり、源氏物語げんじものがたり荘子さうし天台てんだいしよたりとあり。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
詩にて申候えば『古今集』時代はそう時代にもたぐえ申すべく俗気紛々ふんぷんと致しおり候ところはとても唐詩とうしとくらぶべくも無之候えども
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)