唐詩もろこしうた)” の例文
十代の若さで、母は死に、父は疾んで居る太宰府へ降つて、早くから、海の彼方あなたの作り物語や、唐詩もろこしうたのをかしさを知り初めたのが、病みつきになつたのだ。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
とおを出たばかりの幼さで、母は死に、父はんで居る太宰府へくだって、はやくから、海の彼方あなたの作り物語りや、唐詩もろこしうたのおかしさを知りめたのが、病みつきになったのだ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)