“からうた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カラウタ
語句割合
38.5%
唐歌23.1%
漢詩15.4%
唐詩15.4%
唐唄7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ささなみの大津の宮に人となり、唐土もろこし学芸ざえいたり深く、からうたも、此国ではじめて作られたは、大友ノ皇子か、其とも此お方か、と申し伝えられる御方。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
神尾主膳は、同じ家の唐歌からうたという遊女の部屋に納まって、太夫たゆう禿かむろとをはんべらせて、あか羅宇らうの長い煙管きせるで煙草をふかしていると、あわただしく
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
十年ととせまへに作りしといふ漢詩からうた
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「読んでごらん唐詩からうただ」
首頂戴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それはいいが、今その唐唄からうたをお経のようにおごそかに唱えながら現れたのは、藤吉第二の乾児——といっても二人きりなのだが、その二の乾児のとむらい彦、葬式彦兵衛だった。