“抒情詩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょじょうし55.6%
ぢよじやうし22.2%
リリック16.7%
じよじやうし5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり彼らは、俳句が抒情詩じょじょうしであることの本義を忘れて、単にこれを形態上のレトリックでのみ、皮相に解釈しているのである。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
彼はその仮綴かりとぢの処女詩集に『夢みつつ』と言ふ名前をつけた。それは巻頭の抒情詩ぢよじやうしの名前を詩集の名前に用ひたものだった。
詩集 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しかしながら西洋の古典詩中、いろいろな意味で叙事詩エピックの対象となるべきものは、実に女詩人サッホオ等に代表される抒情詩リリックである。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
同時代の作家と比べたところが、余りせいの高い方ではなささうである。ロテイは新らしい感覚描写を与へた。或は新らしい抒情詩じよじやうしを与へた。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)