“抒情的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょじょうてき83.3%
リリカル16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銘酒屋を題材にして『濁り江』という抒情的（じょじょうてき）な傑作を書いたのも、それから十年も前の日清（にっしん）戦争の少し後のことであった。
縮図 (新字新仮名) ／ 徳田秋声(著)
それが日本人の抒情的（じょじょうてき）な言葉で、あきらめと呼ばれるものであることさえ、おそらくヘルンは知ったであろう。
小泉八雲の家庭生活：室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ (新字新仮名) ／ 萩原朔太郎(著)
まだ私たちの記憶の中にその泣きたくなるまでに抒情的（リリカル）な響が尾を曳いてゐる、あの數日前の角笛の亂吹の眞中になつて通り過ぎた獵人らの中の一人の眼にちがひないといふ意見を述べました。
青い眼 (旧字旧仮名) ／ ギヨーム・アポリネール(著)