“抒情味”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょじょうみ33.3%
リリシズム33.3%
リリツク33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「愁ひつつ丘に登れば花茨」と類想であって、如何いかにも蕪村らしい、抒情味じょじょうみあふれた作品である。この句には「かの東皐とうこうに登れば」という前書が付いているが、それが一層よく句の詩情を強めている。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
戯曲の生命を抒情味リリシズムにのみ托する過ちを誡めたのは、ジャック・コポオであるが、これまでの小山君は、正しくこの過ちを犯してゐるやうだ。
『十二月』 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
此等の俳句に現はれる、抒情味リリツクの本質は何だらうか。
冬の情緒 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)