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空想
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くうさう
ふりがな文庫
“
空想
(
くうさう
)” の例文
『ソレ、あの
女王樣
(
ぢよわうさま
)
サ』とグリフォンが
云
(
い
)
ひました。『みんな
女王樣
(
ぢよわうさま
)
の
空想
(
くうさう
)
だ、どうして
一人
(
ひとり
)
でも
死刑
(
しけい
)
に
出來
(
でき
)
るものか。ねえ。お
出
(
い
)
でよ!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
学窓を離れて五年ばかりの甘美な結婚生活に
浸
(
ひた
)
つて、
憧憬
(
あこがれ
)
と
空想
(
くうさう
)
のほか、何一つ世間のことを知る機会のなかつた彼女が
質物
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
洋畫
(
やうぐわ
)
に
依
(
よ
)
つて
身
(
み
)
を
立
(
た
)
てやうといふ
僕
(
ぼく
)
の
空想
(
くうさう
)
としては
此處
(
こゝ
)
に
永住
(
えいぢゆう
)
の
家
(
いへ
)
を
持
(
も
)
ちたいといふのも
無理
(
むり
)
ではなからう。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
そも/\
空想
(
くうさう
)
は、
空氣
(
くうき
)
よりも
仄
(
ほのか
)
なもので、
今
(
いま
)
は
北國
(
ほっこく
)
の
結氷
(
こほり
)
に
言寄
(
いひよ
)
るかと
思
(
おも
)
へば、
忽
(
たちま
)
ち
腹
(
はら
)
を
立
(
た
)
てゝ
吹變
(
ふきかは
)
って、
南
(
みなみ
)
の
露
(
つゆ
)
に
心
(
こゝろ
)
を
寄
(
よ
)
するといふ
其
(
その
)
風
(
かぜ
)
よりも
浮氣
(
うはき
)
なものぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
空想
(
くうさう
)
は、彼の
病
(
やまひ
)
である。で此の場合にも彼は何時か、自分が飛出さうと思ふ社會に就いて考へた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
彼女
(
かのぢよ
)
が
勉
(
つとむ
)
の
成長
(
せいちやう
)
を
樂
(
たの
)
しみ
過
(
すご
)
した
空想
(
くうさう
)
は、
圖
(
はか
)
らずも
恐
(
おそ
)
ろしい
不安
(
ふあん
)
を
彼女
(
かのぢよ
)
の
胸
(
むね
)
に
暴露
(
あばい
)
て
行
(
い
)
つた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
此
(
この
)
好奇心
(
かうきしん
)
に
刺戟
(
しげき
)
せられて、
空想
(
くうさう
)
に
空想
(
くうさう
)
を
重
(
かさ
)
ね、
遂
(
つひ
)
に
珍無類
(
ちんむるゐ
)
の
形
(
かたち
)
を
創造
(
さうざう
)
する。
故
(
ゆゑ
)
に
化物
(
ばけもの
)
は
各時代
(
かくじだい
)
、
各民族
(
かくみんぞく
)
に
必
(
かなら
)
ず
無
(
な
)
くてならない
事
(
こと
)
になる。
隨
(
したが
)
つて
世界
(
せかい
)
の
各國
(
かくこく
)
は
其
(
その
)
民族
(
みんぞく
)
の
差異
(
さい
)
に
應
(
おう
)
じて
化物
(
ばけもの
)
が
異
(
ことな
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
みられるわ さういふ夢を
想像
(
さうざう
)
とか
空想
(
くうさう
)
とかいふんだわ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
空想
(
くうさう
)
は
蠑螺
(
さゞえ
)
の
殻
(
から
)
の
寂寞
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
夏
(
なつ
)
の
初
(
はじめ
)
の
旅
(
たび
)
、
僕
(
ぼく
)
は
何
(
なに
)
よりも
是
(
これ
)
が
好
(
すき
)
で、
今日
(
こんにち
)
まで
數々
(
しば/\
)
此
(
この
)
季節
(
きせつ
)
に
旅行
(
りよかう
)
した、
然
(
しか
)
しあゝ
何等
(
なんら
)
の
幸福
(
かうふく
)
ぞ、
胸
(
むね
)
に
樂
(
たの
)
しい、
嬉
(
う
)
れしい
空想
(
くうさう
)
を
懷
(
いだ
)
きながら、
今夜
(
こんや
)
は
彼
(
あ
)
の
娘
(
むすめ
)
に
遇
(
あ
)
はれると
思
(
おも
)
ひながら
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
彼女
(
かのぢよ
)
は
醉
(
ゑ
)
ふたやうに、また
疲
(
つか
)
れたやうに、
暫
(
しばら
)
くは
自分
(
じぶん
)
を
空想
(
くうさう
)
の
中
(
なか
)
にさまよはしてゐた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
マーキュ さもさうず、
夢
(
ゆめ
)
の
話
(
はなし
)
ぢゃ。
夢
(
ゆめ
)
は
空想
(
くうさう
)
の
兒
(
こ
)
で、
役
(
やく
)
に
立
(
た
)
たぬ
腦
(
なう
)
から
生
(
うま
)
るゝ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
『
何
(
なに
)
か
悲
(
かな
)
しいのでせう!』と
愛
(
あい
)
ちやんがグリフォンに
訊
(
たづ
)
ねました、グリフォンは
以前
(
まへ
)
と
殆
(
ほと
)
んど
同
(
おな
)
じやうな
言葉
(
ことば
)
で、『それは
皆
(
みん
)
な
彼
(
あれ
)
の
空想
(
くうさう
)
だ、
何
(
なに
)
も
悲
(
かな
)
しんでるのではない、ねえ。お
出
(
い
)
でよ!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
と
思
(
おも
)
ふと、
其事
(
そのこと
)
に
頭脳
(
あたま
)
が
惹入
(
ひきい
)
れられて、
様々
(
さま/″\
)
な
空想
(
くうさう
)
も
湧
(
わ
)
いて
来
(
く
)
る。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
と、
私
(
わたし
)
はこんな
馬鹿氣
(
ばかげ
)
たことまで
空想
(
くうさう
)
して見た。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
勿論
(
もちろん
)
大久保
(
おほくぼ
)
にも
詩人
(
しじん
)
らしい
空想
(
くうさう
)
があつた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
“空想”の解説
空想(くうそう)
ファンタジー
空見のこと。
その時点では実現されていないことに対し、頭の中で実現している場面を想像すること。
実在しない物、事柄に対して「空想上の産物」「空想上の生物」などと用いられる。物語の多くは空想を出発点としている。サイエンス・フィクションは科学的空想を元にした空想物語であり、ファンタジーは神話や伝説、神秘思想を元にし、またホラーは心霊を題材とした空想物語とも言える。
(出典:Wikipedia)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“空想”で始まる語句
空想的
空想児
空想家
空想の精