“鹽辛聲”のいろいろな読み方と例文
新字:塩辛声
読み方割合
しほからごゑ66.7%
しほからごえ16.7%
しをからごゑ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木戸に坐つて居る鹽辛聲は、四十前後の不景氣な男で、その頭の上に掛け並べた泥繪の看板は、存分に下品で、そして存分に刺戟的でした。
二人が小屋へ入つた時は、まだ木戸を明けたばかり、お倉に比べると一向魅力のない大年増が、型の如く鹽辛聲を振り絞つて居りますが、何うした事か、更に客の入る樣子はありません。
その久兵衞といふのは鹽辛聲の木戸番で、二十五六の眞つ黒な男、煮締めて燻して、鹽を利かせたやうな顏を、小柄な彌太八の後から、見越入道見たいに、ヌツと出します。