“胡麻鹽”のいろいろな読み方と例文
新字:胡麻塩
読み方割合
ごましほ77.8%
ごましお22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四十六といふにしては恐ろしく老けて、胡麻鹽ごましほ頭を振りながら、口をポカリと開いて、何んの反應もなく二人の美女を眺めて居ります。
胡麻鹽ごましほ腮鬚あごひげの長い受付の老爺おやぢの顏を、半圓形の硝子窓の中に、覗きカラクリのやうに見て、右へ曲つて行くと、白い壁の長い廊下が續いて、其の片側には、下駄箱を横にしたやうに
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
云いながら、音吉は、白髪まじりのかつらをかなぐり捨て、け眉毛をはぎ取り、胡麻鹽ごましお無精髭ぶしょうひげをむしり去った。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その上に棕櫚箒しゅろぼうきのように伸び放題にした胡麻鹽ごましお頭の痩せた黒い顔が乗っている。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)