“伊達安芸”の読み方と例文
読み方割合
だてあき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊達安芸（だてあき）は酒を飲んでいた。給仕をしているのは、安芸の側用人の千葉三郎兵衛であった。千葉は甲斐を見ると、少しその座をさがった。
樅ノ木は残った：01 第一部 (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)
原田甲斐が伊達安芸（だてあき）を斬つたと云ふ絶頂まで到達した。
椙原品 (新字旧仮名) ／ 森鴎外(著)
主賓は伊達安芸（だてあき）、つぎに現職の家老、奥山大学、大条兵庫、古内主膳。また「一家（いっか）」の格式である片倉小十郎。ほかに原田甲斐、富塚内蔵允（くらのすけ）、遠藤又七郎、この三人は「着座（ちゃくざ）」といって宿老（しゅくろう）であった。
樅ノ木は残った：01 第一部 (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)