“男伊達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとこだて88.9%
をとこだて11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
云うが早いか、抜きひねった長脇差の拝み撃ち——どッと両面へ斬り込んで行く。剣を度胸で使う男伊達おとこだて一流の早技だ。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日本の江戸時代の男伊達おとこだてとかいうものに、ちょっと似ているところがあったようです。
十五年間 (新字新仮名) / 太宰治(著)
私のいふ意味の、女親分、姐御の起つたはじめは——もとよりそれより前にも似た職分しよくぶんはあつたであらうが——男伊達をとこだて奴立やつこだてから來てゐる。
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)