“伊達者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だてしゃ54.5%
だてしや15.2%
だてもの12.1%
ダンディ12.1%
ダンデイ6.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わざと帽子を阿弥陀あみだにかぶったり、白いマフラーを伊達者だてしゃらしくまとえば纏うほど、泥臭く野暮に見えた。遠くから見ている私の方をむいて
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
主人の源吉は三十そこ/\、歌舞伎役者にもないといはれた男振りと、藏前の大通達を壓倒する派手好きで、その頃江戸中に響いた伊達者だてしやでした。
頤髯をちょっぴりはやした伊達者だてものを描いたもので、もうかれこれ十年以上も同じところにかかっているものであった。
(新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
サモア人は自ら強いることを好まない。彼等の好むのは、歌と踊と美服(彼等は南海の伊達者ダンディだ。)と、水浴とカヴァ酒とだ。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
決行して、若しもメイ子が承諾したならば、そいつは天下の幸福者だぞ、一体それは何処の伊達者ダンデイだ?
R漁場と都の酒場で (新字旧仮名) / 牧野信一(著)