“阿弥陀”の読み方と例文
旧字:阿彌陀
読み方割合
あみだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は毎日のように夕方になるとこの町に最後の別れをするために、清水きよみず辺りから阿弥陀あみだみねへかけての東山ひがしやまの高見へ上っていました。
蝶が飛ぶ 葉っぱが飛ぶ (新字新仮名) / 河井寛次郎(著)
写真を掲げた一図は高野山に蔵せられる「聖衆来迎図しょうじゅらいごうず」のほんの一部分、中央阿弥陀あみだ如来の向って右に跪坐きざする観世音菩薩かんぜおんぼさつの像である。
美の日本的源泉 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
舎監の赤い髭を憶出した。食堂の麦飯のにほひを憶出した。よく阿弥陀あみだくじに当つて、買ひに行つた門前の菓子屋の婆さんの顔を憶出した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)