“法蔵菩薩”の読み方と例文
読み方割合
ほうぞうぼさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、それにつけわしの思うたのは、かく温かに夜のふすまを重ねても堪えられぬ心地のするものを、その昔、法蔵菩薩ほうぞうぼさつの御苦労などはいかばかりであったろうか。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
法蔵菩薩ほうぞうぼさつと申ししいにしえ。仏の国土をきよめ。衆生を成就じょうじゅせんがために。世自在王如来せじざいおうにょらいと申す仏の御前にして。四十八願をおこし給いしその中に。一切衆生のために。一の願をおこし給えり。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)