“実光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さねみつ50.0%
ひかり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安芸あきの太郎実光さねみつという三十人力を誇る男で、同じく三十人力の郎党一人と、これも大力を以て聞えた弟の次郎の三人で、彼らは教経の前に名乗り出た。
「この一身に、念仏門の実相まことを具現いたすために。——また、この身をも、念仏門の実光ひかりに救われたいがためにです」と、全身すべて信念のかたまりのように構えて、そう答えた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)