“梶平”の読み方と例文
読み方割合
かじへい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
材木問屋の梶平かじへいにおさな馴染の友助ともすけという男が帳場をしていた、その男の手引きで現在の場所へ住居を建て、さっそく注文をとってまわったが、思ったよりうまくいって
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
しかし大川の河岸にあった梶平かじへいという材木問屋では、あの夜、いかだにして川へつないだ材木をあげ、三棟の小屋の仕事場を造り、もう四五日まえから活溌にのこぎりかんなの音をさせていた。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)