“かじおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
梶王50.0%
花児王50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お前がこの島にとどまっていれば、姫の安否あんぴを知らせるのは、誰がほかに勤めるのじゃ? おれは一人でも不自由はせぬ。まして梶王かじおうと云うわらべがいる。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのいもも存外味はいぞ。名前か? 名前は琉球芋りゅうきゅういもじゃ。梶王かじおうなどは飯の代りに、毎日その芋を食うている。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
徐家じょけ薄羽うすばよろいといえば、余りにも有名なので、諸侯の武門や将軍から一見をわれたり、ぜひ譲り受けたいなどの交渉は一再でなく、わけても大将軍花児王かじおうからは、ぜに三万貫の値さえつけて
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)