“はくぎょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白玉93.8%
白砡6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ小児の生れて二、三歳より六、七歳に至るまで、その質たる純然無雑、白玉はくぎょくきずなきがごとく、その脳中清潔にして、いささかの汚点なし。
教育談 (新字新仮名) / 箕作秋坪(著)
その根元に豆菊がかたまって咲いて累々るいるい白玉はくぎょくつづっているのを見て「奇麗ですな」と御母さんに話しかけた。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
白砡はくぎょくに彫った仏像みたいにその寝顔は気品にかがやいていた。やや面長で下膨しもぶくれの豊かな相形そうぎょうである。何の屈託くったくもないようないびきすら聞かれた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)