“白玉楼中”の読み方と例文
読み方割合
はくぎょくろうちゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの世には悩みも恨みもこれあるまじく、父の手を執りて由利どのを追い、共に白玉楼中はくぎょくろうちゅうの人となるが、いまはのきわの喜びに御座候。
といって、いきているうちから伝説化されて、いまは白玉楼中はくぎょくろうちゅうに、清浄におさまられた死者を、今更批判するなど、そんな非議はしたくない。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それもその筈です。この物語を聞いた日から三日のちにY——の容態ようたいは急変して遂に白玉楼中はくぎょくろうちゅうの人となってしまったのでした。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)