“ながあめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
霖雨54.2%
長雨41.7%
4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じめじめと霖雨ながあめの降り続いた後の日に、曾て岸本がこの墓地へ妻を葬りに来た当時の記憶は、た彼の眼前めのまえに帰って来た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
長雨ながあめのあとで、水勢すゐせいどう/\として、うづまいながれ、蛇籠じやかごうごく、とある。備中びつちううまてゝ
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いわく、中央線松本と篠の井との間の潮沢の大地辷りの区域は昔から鉄道当局が少なからず悩まされたところで、いまもながあめの後には幾分ずつ地辷りをくり返し、俗に地獄鉄道と呼ばれている。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)