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ながさめ
ふりがな文庫
“ながさめ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
長雨
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長雨
(逆引き)
いつか世の中は
長雨
(
ながさめ
)
にはいり出していた。十日たっても、二十日たっても、それは
小止
(
おや
)
みもなしに降りつづいていた。
ほととぎす
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
長雨
(
ながさめ
)
の蒼くさみしく
淫
(
たは
)
れてしその日かの日もいまは恋しき
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
月初めからずっと
長雨
(
ながさめ
)
が続き、此頃はとりわけてあの方もお見えにならなかった。
かげろうの日記
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
私の留守の間、すっかり
打棄
(
うっちゃ
)
らかしてあったので、草も木も茂るがままに茂っていたところへ、程もなく
長雨
(
ながさめ
)
になってしまったものだから、前よりも私の家は一そう
鬱陶
(
うっとう
)
しい位であった。
かげろうの日記
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
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