“直視”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちよくし33.3%
ながめ33.3%
みつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのために幾度いくたびまぶたぢ/\した。なみだおもむろにあふれでゝもう直視ちよくししようとはしない眼瞼まぶたひかり宿やどしてまつてゐた。
日の光を浴びて (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
あだしごとはおもふまじるにてもきみさまのおこゝろづかはしとあふればはしなくもをとこはじつと直視ながめゐたりハツと俯向うつむはぢ紅葉もみぢのかげるはしきあき山里やまざとたけがりしてあそびしむかしは蝶々髷てふ/\まげゆめとたちて姿すがたやさしき都風みやこふうたれにおとらんいろなるかはうれひを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
年少判事はこのおおいなる責任のために、手も自由ならず、足の運びも重いばかり、光った靴の爪尖つまさきと、杖の端の輝く銀とを心すともなく直視みつめながら、一歩進み二歩く内、にわかにさっと暗くなって
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)