“都風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやこふう81.8%
みやび18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし日本の凡てが新しい都風みやこふうなものになびいたとするなら、日本はついに日本的な着実な品物を持たなくなるに至るでありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
髪苅かみかり、髭剃ひげそり、此れならば大丈夫と鏡を見れば、南無三、頭は仏蘭西ふらんす流とやらひたひのあたりだけ長く後短うしろみじかにつまれて、まんまと都風みやこふうになりすましたれど
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
常に都風みやびたる事を好んで、過活心わたらいごころがないので、家の者は学者か僧侶かにするつもりで、新宮しんぐう神奴かんぬし安部弓麿あべのゆみまろもとへ通わしてあった。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
生長ひととなりやさしく、常に都風みやびたる事をのみ好みて、過活わたらひ心なかりけり。父是をうれひつつ思ふは、家財たからをわかちたりともやが人の物となさん。