“みやこふう”の漢字の書き方と例文
語句割合
都風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稚兒ちごになつて出た町の小娘たちの中で、髮のひ振り、顏の作りから、着物のがら、身の𢌞はりのこしらへまで、すべてが都風みやこふうで、支度したくに大金をかけた町長の娘にも光を失はしたお光のうはさは
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
彼は年の頃二十四、五、都風みやこふうに髪をい当世風の扮装みなりをし色白面長の顔をした女好きのする男であったが、眼に何んとなく剣があり、唇が余りに紅いのは油断の出来ない淫蕩者いんとうものらしい。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
舞踏会ぶとうかいや音楽会へも少し都風みやこふうが分って来たらつれゆきましょ。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)