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みかけ
ふりがな文庫
“
外見
(
みかけ
)” の例文
数馬とそして市之丞とは血気の若武士であるだけに
外見
(
みかけ
)
は平然としているものの、内心不安に思っているらしい。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それ見ろ、猫や犬の方がまだ
健気
(
けなげ
)
な処がある。此牧師さんも内心は
猶
(
ま
)
だ怪しいが、
左
(
と
)
も
右
(
か
)
く
外見
(
みかけ
)
だけは立派だ。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
布袋の樣に
肥滿
(
ふと
)
つた、モウ五十近い氣丈の
主婦
(
おかみ
)
も、
外見
(
みかけ
)
によらぬ親切者、女中は小さいのを合せて三人居た。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
あの時ジナイーダの
外見
(
みかけ
)
はすこぶる冷静だったけれども、内心ではそれが異常な
衝動
(
ショック
)
だったのだ。
聖アレキセイ寺院の惨劇
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「そうか。お宮さん学者が好きか。此の土地にゃ、お客の好みに叶うように、頭だけ束髪の
外見
(
みかけ
)
だけのハイカラが多いんだが、お宮さんは、じゃ何処か学校にでも行っていたことでもあるの?」
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
▼ もっと見る
で、この館はその
内部
(
なかみ
)
も
外見
(
みかけ
)
と同じように寂しくなり、蒼然となり恐ろしくさえなった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
土地
(
ところ
)
で少しは幅を利かした、さる医師の住つて居た家とかで、室も左程に悪くは無し、年に似合はず血色のよい、
布袋
(
ほてい
)
の様に
肥満
(
ふと
)
つた、モウ五十近い気丈の
主婦
(
おかみ
)
も、
外見
(
みかけ
)
によらぬ親切者
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“外見”で始まる語句
外見張
外見無