“ひょういつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飄逸83.7%
瓢逸16.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明珍さんは、丹念で非常に正直な人だから修繕ものには実によく、苦労した人だが毒のない飄逸ひょういつな人だったから奈良で人望を得た。
回想録 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
くみやすし——とも観ていないであろうが、時折、飄逸ひょういつをあらわしたり、馬鹿を見せたりするので、交際つきあいいい男としているのは事実である。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
藤原の、からだのこなしにはどこか瓢逸ひょういつのところがある。答弁の句切り句切りに、ひょこひょことお辞儀するのだ。
議会見物 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
二人の瓢逸ひょういつの潜水夫は追って二点の・・となり、やがて、蒼い蒼い空の深海の中へ沈んでしまった。