“ユーモラス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飄逸50.0%
洒脱50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久我鎮子くがしずこが提示した六こまの黙示図は、凄惨冷酷な内容を蔵しながらも、外観はきわめて古拙な線で、しごく飄逸ユーモラスな形にかれていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「だが、すこぶる飄逸ユーモラスな形じゃないか」と検事は異議を唱えて、「それで露骨な暗示もすっかりおどけてしまってるぜ。犯罪を醸成するような空気は、微塵みじんもないと思うよ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
人に与うる私の全体の印象が沈欝であって——質素じみくすんで言葉が流暢りゅうちょうでなく……つまり一口に言って瀟洒シックとか典雅とか俊敏スマートとか、あるいは軽快とか洒脱ユーモラスといったようなパッとした社交的の洗錬さを
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)