“齣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こま66.7%
せつ26.7%
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久我鎮子くがしずこが提示した六こまの黙示図は、凄惨冷酷な内容を蔵しながらも、外観はきわめて古拙な線で、しごく飄逸ユーモラスな形にかれていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
劈頭へきとう第一に掲げなければならぬのは、能楽喜多流の『舞い方及び作法の概要』と名づくる心得書の中に示されてある「鼻の表現」に関する一せつであります。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ワグネルが『タンホイゼル』の第三、『フアウスト』歌劇中のローマンマーチ、さてはかの名高き『ウヰルヘルム・テル』の管絃楽オーケストラ『ローヘングリン』の花嫁の進行曲もありき。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)